2016年11月14日(月)

パレスチナのオリーブ農家

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こんにちは。スタッフの小柳です。私は、パレスチナ・ガザ地区人道支援スタッフとしてエルサレムに赴任しています。

先週末、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区に住む現地提携団体スタッフのお宅に、オリーブ狩りのお手伝いに行ってきました。10月から11月にかけてのこの時期、パレスチナの家庭では、一族・友人総出で、自家栽培のオリーブの収穫を行うのが、毎年の恒例行事となっています。

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▲収穫を手伝う17歳の息子と友人たち

低木とはいえ、比較的大きく成長したオリーブの木。梯子や熊手を駆使して枝ごとガシガシ梳いて、バサンバサンと実をビニールシートに落としていきます。

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▲ 熊手片手に木登りに挑むNICCOスタッフ

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▲お昼休憩に手作りマクルーべ。パレスチナ家庭料理の定番です。

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▲ この日の収穫量は約40kg

もぎたてのオリーブは鮮度が大事。すぐに村の精製所へと持ち込みます。抽出したてのオリーブオイルをそのまま味見。ナチュラルな味と香りに生き返ったような心地がしました。

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▲ オリーブオイル抽出中

フィルターで分離した種子は捨てずに、粉砕して乾燥させ、低所得者層の家庭での暖房代わりに、火種として利用されるそうです。

なかなかの重労働でしたが、パレスチナ農家の伝統に触れることができた貴重な一日でした。

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▲ オリーブの実

最後までお読みいただき、ありがとうございました。