2025年03月10日(月)

困難に直面しているウクライナの人々に寄り添い続けます!

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ブログをお読みいただいている皆様、ドーブリ・デーニ!(ウクライナ語で「こんにちは」)。NICCO京都本部の岩崎です。

日頃より当会の活動にご支援を賜り誠にありがとうございます。

2022年2月に始まったウクライナ紛争は、まもなく3年が経過しますが、今も激しい攻防が続いています。医療施設を含むインフラ設備への頻発する攻撃が医療事情の更なる悪化を招いています。

 

(事業地であるオデーサ州イズマイール市)

 

NICCOは、困窮するウクライナ・オデーサ州イズマイール地域の人々に対して、食糧・生活必需品・発電機などの物資配布および現金給付を行ってきましたが、医療サービス向上を目指して、2024年3月から2025年2月までで、イズマイール市中央病院へ多数のベッド、分娩台やリハビリテーション器具などの医療物資を届けました。

 

(病院へ供与した患者用ベッドと、現地スタッフ)

 

隣国ルーマニアで物資を調達し、トラックで4時間ほどかけてイズマイール市へ運びます。病院から「医療の発展への貴重な貢献に心から感謝します。おかげさまで、患者への医療サービスを改善し、新たなリハビリテーションケアを実施することができました。更に医療サービスの充実に努め、少しでも多くの命を救うことができるよう全力を尽くしていきます」との感謝状をいただきました。

 

(医療支援物資を詰め込んだトラックと、担当の岩崎(前列右から3番目))

 

私は、2024年4月から6月までの3カ月間、隣国ルーマニアの首都ブカレストに駐在し、ウクライナ人道支援事業に従事していました。ブカレストの倉庫に集められた医療物資をトラックに積み込み、イズマイール市へ出発する現場に立ち会いました。

ウクライナへの邦人渡航には厳しい規制があるため、「東欧の小パリ」とも呼ばれるほどの美しく緑あふれる街ブカレストからウクライナの人々の不安と苦しみを想像することが正直難しかったのですが、感謝の言葉を聞いて支援活動が実際に役立っていることを実感するとともに、

終わりの見えない困難な状況を切々と訴えつつ早期の平和を願う声を聞くと、何とかならないものかと居ても立っても居られないもどかしさと悲しさを感じます。

 

 

NICCOはこれからも「駆けつける。そばにいる。」をモットーに、支援を必要としている人々に真心をお届けしていきます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!デュージィエ・ジャクジュー!(ウクライナ語で「どうもありがとうございます」)