2024年08月05日(月)

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はじめまして!京都本部インターンの濱田です。

今回は、NICCOが現在行っている活動をご紹介します。
現在、主にウクライナ・オデーサ州、アフガニスタン・ヘラート州、パレスチナ・ガザ地区の3か所で緊急支援活動を行っています。

 

1.ウクライナ

2022年2月24日、ロシアはウクライナへの本格的な軍事侵攻を始めました。約2年半経った今もなお、戦争は続いており、ウクライナ国内でも避難民の方々は未だ厳しい状況に置かれています。
NICCOは、ウクライナ・オデーサ州イズマイール地域の方々に対して、現地団体と協力して隣国ルーマニアより、食糧・生活必需品の物資配布および現金給付を行っています。
また、医療器具の不足や、医療サービスの質が低下しているため、病院に医療物資も届けています。

▲支援物資を受け取るお母さんと子ども

▲病院へ運ぶ物資をトラックに運ぶ様子

 

2.アフガニスタン

2021年に武装勢力タリバンがアフガニスタンの実権を握って以来、多くの方がパキスタンに逃れました。しかし、2023年10月に、パキスタン政府は不法滞在外国人の送還計画を発表し、対象となるパキスタン在留の約130万人のアフガン難民に自発的な帰国が求められました。
2023年12月までに約43万人以上のアフガン難民が帰国しているものの、多くの人々が深刻な食糧危機や健康問題の不安、安全な水・衛生設備へのアクセスが困難な状況に陥っています。
そのためNICCOでは、提携団体RSDOと共に、帰還民が多いカンダハール州にて、衛生用品・食糧の配布を行っています。また安全な水を飲める環境を作るため、井戸と貯水槽の整備をしています。

▲支援物資を受け取る帰還民

▲井戸と貯水池の整備に当たるスタッフ

 

3.ガザ

2023年10月よりパレスチナ・ガザ地区では、イスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘が続いています。
NICCOは、ガザ地区の住民の被害状況や支援ニーズの把握、提携団体候補との面談などを行うため、ヨルダンのアンマンとエジプトのカイロより調査を行いました。調査の結果、食糧や水が著しく不足しており、さらに住居や医療機関も攻撃により大きな被害を受けていることが分かりました。
最もガザの人々に物資を届けられる実行性が高いと判断したアメリカのNGO団体ワールド・セントラル・キッチン(WCK)と共に、ガザ地区のラファにて食糧配布を行う予定でしたが、戦争が激化し届けることが困難になってしまいました。現在、実施地域をガザ地区内の支援を必要としている他の地域に変更し、支援を届ける準備・調整をしています。

▲WCKとの面談の様子

 

NICCOはこれからも「駆けつける。そばにいる。」をモットーに、支援を必要としている人々にお届けしていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!