2018年10月17日(水)

いきもの観察会を開催しました!!

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こんにちは。
インターン生の岩井です。

NICCOでは、8月19日に「みんなで探そう、田んぼのいきもの!!」と題して、滋賀県東近江市曽根町にある(株)みのり農園さんの田んぼで、小学生を対象にいきもの観察会を開催しました!
子ども達は、NICCOの田んぼで虫取り網等を使って夢中で生き物を採取していました。この日の田んぼでは、心地よい風が吹いていて、日が照っている時間帯でも割と涼しいと感じました。


▲写真2枚 子供たちは生き物を見つけて大はしゃぎです!

観察会には、講師として滋賀県立琵琶湖博物館総括学芸員の大塚先生に来ていただきました。大塚先生は、子どもたちが田んぼで見つけた生き物をその場で解説してくださりました。とても詳しく、かつ小学生にも分かりやすいように話してくださり、子どもたちも真剣に聞き入っていました。


▲写真 大塚先生のお話を真剣に聞く子ども達

田んぼで見つかった生き物は約20種類で、バッタやキアゲハをはじめとして、カゲロウやゲンゴロウなど普段あまり見ることのできない生き物たちも発見しました。
また、レッドリストⅠB類に登録されている絶滅危惧種のナゴヤダルマガエルの生息も確認することができました。なんと、絶滅危惧種のはずのナゴヤダルマガエルはかなりの数が見られました!これも有機農業の効果かもしれません!(^^)!

▲写真 採取した生き物たちの一部

田んぼで採取したミジンコなどの小さな生き物は、大塚先生指導のもと顕微鏡を使って観察しました。顕微鏡観察では、フシナシミドロという珍しい藻類を発見しました!この田んぼには多様な生き物が生息していることを目で見て実感することが出来ました。

▲写真 顕微鏡での観察に夢中な子ども達

お昼は、みのり農園さんに作ってくださったカレーをみんなで食べました。その際にNICCOの理事であり、長年滋賀県の有機農業に尽力されてきた杼木捨蔵先生にもお話をしていただき、参加者の皆さんは興味深く聞いておられました。

参加者の皆さんからは「大変満足した」「楽しかった」との声をたくさんいただきました。子ども達が自然を体感し、思いっきり遊ぶ機会を作れたことを大変うれしく思います。
また、NICCOの有機農業を行う田んぼが、貴重で多様な生き物の住処になっていることを確認できたのも大きな成果でした。

次回の田んぼイベントは稲刈りです!
おいしいお米が実っているといいな~と思います。