マラウイ農村支援

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プロジェクト背景

アフリカ南東部の国マラウイでは、いまだ多くの人が貧困な生活を強いられています。国民の約8割が小規模農家として農業に従事する一方で、近年の外貨不足と世界的な化学肥料の高騰によって、農家の収穫が減り、貧困と飢餓が深刻化しています。また、マラウイの農村で広く利用されている穴トイレは、決して衛生的かつ安全なトイレとはいえない衛生環境にあり、下痢などの感染症が日常的に発生しています。

 

NICCOが行う支援

NICCOでは、し尿を肥料として活用できるエコサントイレ*の普及を通して、農家の「収入向上」と「衛生改善」を目指します。

 

 

 

 

 

 

 

*エコサントイレ:エコロジカル・サニテーション・トイレの略。大便と尿を分けて、肥料として再利用することで、収穫量の増加や化学肥料の削減を可能にする環境にやさしい水不要のトイレ。

NICCOではこれまでに、マラウイで1,350基のエコサントイレを建設しました。その多くは現在でも利用され続け、衛生改善や農業の生産性向上に役立っています。
過去のNICCO事業についてはこちらからご覧ください。

 

プロジェクト概要:エコサントイレを活用した小規模農家の家計改善支援

  1. SHEPアプローチを活用した市場志向型農業の導入
    SHEPと呼ばれるアプローチを使い、「作ってから売り場を探す」のではなく、「売れるものを作る」というコンセプトのもと、市場調査や家計管理の方法などを学びます。市場調査を実施後、どんな作物をどのように販売していくのか、ともに考え、収入につながる農業の基盤を作っていきます。
    SHEPの詳しい概要はJICAウェブサイトからご覧ください。

  2. エコサントイレの建設と衛生教育
    エコンサントイレの建設・導入を支援します。導入にあたり、トイレの使用方法や維持方法に加え、手洗いなどの衛生教育も実施します。

  3. エコサントイレからできた肥料を活用した作物の生産・販売
    肥料の製造方法や栽培方法のトレーニングを実施します。また、肥料の安全性や性能を評価し、現場で伝えていきます。

今回NICCOは、75基のエコサントイレを建設し、150世帯の人の収入が向上することを目指します。

マラウイでは、

約7割の国民が基本的な衛生サービス(清潔なトイレ、プライバシーと安全が守られた他の世帯と共有していないトイレ、安全な排泄物管理ができたトイレを含む)を利用できていません。また、都市部では1%であるのに対し、農村部では約7%が未だ屋外排泄をおこなっています。*しかし、たった1基のトイレで、家族の健康が守られ、自分の力で収入を得る、自立した生活への一歩を踏み出すことが可能になります。

マラウイ農家の明日をよりよいものに変えるため、ぜひご支援をよろしくお願いします。

*UNICEF: https://www.unicef.org/malawi/water-sanitation-and-hygiene

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