パレスチナ(過去の活動内容)

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プロジェクトの背景

2000年9月に勃発した第二次インティファーダ(民族蜂起)以降、イスラエルによる経済制裁や移動の統制により、パレスチナの経済状況は著しく悪化しました。イスラエル領内への出稼ぎ労働者約10万人が失業したとも言われます。出稼ぎに代わる重要な産業として村落部の農業の重要性が指摘されています。

パレスチナ経済を支える産業として農業を発展させるため、パレスチナ農業省も「パレスチナ産農産物の生産性と競争力の向上」を重要な政策課題の一つとして位置づけています。しかし、パレスチナの農業は収穫量や品質、マーケティングなどの課題に加え、恒常的な水不足という大きな問題を抱えています。厳しい環境下で適切に作物を栽培する技術や販売の知識を持つ農家は少なく、彼らの収入は低いままです。

プロジェクトについて

そこで、NICCOは2006年から6年にわたりパレスチナで実施したオリーブ農家支援による収入創出活動の経験と実績をもとに、農業に従事している世帯が多いザバブデ市で環境保全型農業をベースにした収入創出活動を実施しています。 具体的には、以下の活動を行なっています。 1. 地域の農家が協同で運営する有機農場や家庭菜園の設置 2. 女性を対象にした、ハーブ麦茶やスパイスなど食品加工の指導及びマーケティング支援 3.未耕作地の有効利用を目的とした植樹活動

※この活動は、2016年2月に現地団体に活動を移管、NICCOとしての活動は完了しております。

ブログ更新情報

2016年2月5日
パレスチナのベジタブルバスケット、ジェニンの地で In The Land of Vegetable Basket: Jenin