2024年12月05日(木)

NICCOを支える想い vol 8 -齋藤彩子(事業担当)

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45周年企画のリレーインタビューの8人目は齋藤彩子です。

NICCOを支える想い vol8 -齋藤彩子(事業担当)

Q1 自己紹介をお願いします。

齋藤彩子です。東京生まれ、東京育ちです。4人姉妹の3番目で、日々、姉妹間の争いを調停していたことから、調整能力には長けていると勝手に思っています。外国で働くことに憧れ、外務省に26年間勤めました。仕事は本当に楽しく、得難い経験をたくさんさせて頂きましたが、心機一転、これまでの経験を活かし、自分のペースで働きたいと転職し、2024年3月からNICCOで支援活動に携わっています。

Q2 NICCOに入局した理由、きっかけを教えてください。

知人からNICCOを紹介頂き、過去に培った経験を生かせること、これまでと違ってより現場に近い仕事ができることに魅力を感じ、入局しました。もともと公のために役立ちたいという気持ちが強く、世界中に支援を必要とする人々がいる中で、自分に何かできることがあるならと思い、入局を決めました。

Q3 現在、どのような仕事をしていますか?

入局後初の仕事として、アフガニスタンに居住するパキスタンからの帰還民への支援(給水設備の整備、衛生環境の改善、食糧支援)を担当しました。そのほか、他の地域を対象とした案件形成にも携わっています。

アフガニスタンのカウンターパートと毎週オンライン会議を開き、一体感を持って事業を運営しています。

Q4 これまでに最もやりがいを感じたエピソードを教えてください。

アフガニスタン支援に際しては、「パートナーとして共に課題に立ち向かいたい」という気持ちで向き合い、現地のカウンターパートととても良い関係を築くことができました。また、プロジェクトを通じて知識と体験が自分の中で結びつき、より深い理解につながったことは、自分にとって新鮮な体験でした。更に、子供たちがプロジェクトで設置した給水設備で嬉しそうに水を飲んだり、水くみをする姿に、このプロジェクトを担当できてよかったなぁという思いがこみ上げました。

アフガニスタンで建設した給水設備に水をくみにきた子どもたち

Q5 今後、NICCOを通じて達成したいことは何ですか?

希望の灯を絶やさないことです。NICCOはとても小さな組織ではありますが、45年に亘りアジア、アフリカ、中東で支援を続けてきました。時に、支援をしても現地の需要に追いつかず、支援が本当に役立っているのか思い悩む時もありますが、困難な状況に置かれた人々がNICCOの支援を通じて少しでも将来に希望をつなぐことができれば、と心から願っています。

Q6 NICCOを応援してくださる皆さんにメッセージをお願いします。

いつも応援を頂き、ありがとうございます。世界情勢が混迷を深める中、紛争や自然災害などに否応なく巻き込まれていく人々がいます。応援いただく皆様の、そのような困難な状況に置かれた人々への思いを真摯に受け止め、日々取り組んでいきたいと思います。