こんにちは。スタッフの小柳です。私は、パレスチナ・ガザ地区人道支援スタッフとしてエルサレムに赴任しています。
先週末、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区に住む現地提携団体スタッフのお宅に、オリーブ狩りのお手伝いに行ってきました。10月から11月にかけてのこの時期、パレスチナの家庭では、一族・友人総出で、自家栽培のオリーブの収穫を行うのが、毎年の恒例行事となっています。
▲収穫を手伝う17歳の息子と友人たち
低木とはいえ、比較的大きく成長したオリーブの木。梯子や熊手を駆使して枝ごとガシガシ梳いて、バサンバサンと実をビニールシートに落としていきます。
▲ 熊手片手に木登りに挑むNICCOスタッフ
▲お昼休憩に手作りマクルーべ。パレスチナ家庭料理の定番です。
▲ この日の収穫量は約40kg
もぎたてのオリーブは鮮度が大事。すぐに村の精製所へと持ち込みます。抽出したてのオリーブオイルをそのまま味見。ナチュラルな味と香りに生き返ったような心地がしました。
▲ オリーブオイル抽出中
フィルターで分離した種子は捨てずに、粉砕して乾燥させ、低所得者層の家庭での暖房代わりに、火種として利用されるそうです。
なかなかの重労働でしたが、パレスチナ農家の伝統に触れることができた貴重な一日でした。
▲ オリーブの実
最後までお読みいただき、ありがとうございました。