パレスチナ・ガザ地区緊急人道支援(過去の活動内容)

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プロジェクトの背景

ガザ-天井のない牢獄。

東京23区の約6割という場所に、約180万人が暮らしています。ガザ地区に住む住民たちは、「2014年夏の戦闘が今までの攻撃の中で、特に長く尾を引いている」と口にします。水の問題に関して言えば、地下水の汲み上げ過ぎによる水不足や塩水化、そして下水処理施設の不足による地下水の汚染が状況を悪化させています。これにより、ガザの主産業といわれる「農業」用水の不足だけでなく、人々の安全な飲み水までもが十分に供給されていません。

プロジェクトについて

NICCOは2014年8月より、緊急支援物資の配布や農家支援などに継続的に支援に取り組んでいました。2016年6月からは、以下の活動に取り組んでいます。 

1. 下水処理施設の建設

下水処理した水は近隣農家に送水され、垂れ流しによる海水の汚染と、それによる地下水の汚染を防ぎます。加えて、農家には灌漑パイプと苗の配布やワークショップの実施による包括的な支援を行います。

(2017/5/30追記)現地での協議の結果、下水処理施設の建設を中止し、JICAと大使館が進めている再処理施設にソーラーパネルの導入という形で参加することになりました。
NICCOとしての建設は中止しましたが、ガザの人々に安全な水を届けるという事業の目的は変わりません。今後もご支援をお願いします。

 

2. 小学校への脱塩処理施設の設置

日々すすむ生活水の塩水化を解決するため、脱塩処理施設を設置し、安全な飲み水を提供します。加えて、教員や子どもたちへの安全な飲み水に関するワークショップの実施や活動を支援します。

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