ミンガラーバー!(こんにちは!)ミャンマー、パ・アン事務所の大場です。
NICCOは、衛生的なトイレの利用を促進し、病気の伝染を少しでも防げるよう、2014年にミャンマー・カレン州の村落部で、エコサントイレの導入を開始し、シュエドウ村で12基、メティヨ村で8基、計20基の建設をサポートしました。
建設時には、ミャンマー版のエコサントイレを設計していただいた専門家を日本からお呼びして、村から選ばれたビルダー候補を対象に、エコサントイレとその建設技術を学んでもらう研修を実施しました。
(2014年研修の模様はコチラhttp://kyoto-nicco.seesaa.net/category/22460322-7.html )
そして2月、彼らが前回の研修で得た知識と技術を確認・定着させて、将来、村で活躍できるビルダーになってもらう事を目標に、再び研修を開催しました。
▲改良版エコサントイレを、模型で確認するビルダー
今回の研修のポイントは、前回のモデルと比べて、今回のモデルで改良されている部分を学んでもらうこと。
利用をすでに開始している20基について、NICCOは利用状況のモニタリングを続け、使用者がうまく使えるようになるようサポートしながら、「ここが使いにくい」や「こうだったらいいのに!」というような彼らの声を集めてきました。そして、もっと安価に建てられるものにならないかも合わせて、より多くの人が、より利用しやすいトイレにするため、デザインの変更を専門家と一緒に検討してきました。
▲利用状況についてヒアリングをするスタッフ・ソーチョーエーカウン(写真右)と使用者
こうして、改良版エコサントイレのデザインが決定し、シュエドウ村の学校で2基のトイレを建設しながら、今回の研修は開催されました。
約10日間にわたる研修の結果、参加者全員が無事に修了することができました。次回以降、実際の研修の模様をお届けしますので、どうぞお楽しみに!
▲修了証を受け取ったビルダーと日本人建築専門家(写真前列中央)