2016年04月06日(水)

インターン日記@ヨルダン「JORIAのバザー出店レポート」

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マルハバ!(こんにちは!)

NICCOヨルダン事務所インターンの稲垣です。

ヨルダンでは小春日和な日々が続き、過ごしやすい季節になってきました。花も咲き誇りベストシーズンの到来です。

今回はNICCOの女性支援プログラムから発展してできたブランド、JORIA(ジョリア)が参加したアンマン市内でのバザーの様子をレポートします。

 

JORIAとは、NICCOのシリア内戦被災者支援プログラムの1つである女性向け心理社会的ワークショップから発展してできたブランドです。このプロジェクトはシリア難民や社会的に立場の弱いヨルダン人の女性を対象に、刺繍、編み物、石鹸作り、料理教室を開いており、これは作業に没頭しながら似た境遇に置かれた女性同士で語り合うことでトラウマやストレスを和らげる効果をもたらす作業療法の理論に基づいています。

JORIAではこのワークショップを終了してスキルを身に着けた参加者の有志と専門のデザイナー、コーディネーターがともに質の高い商品を製作・販売して、女性たちの収入創出による自立支援を行なっています。

 

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▲JORIAの商品

 

JORIAが今回出店したSouq al Sodfehバザーは、アンマンで外国人が多く滞在している少し高級なエリアで月に一度行われている青空市です。バザー当日は汗ばむくらいの快晴で、お洒落なヨルダン人や外国人の方を中心に多くの人で賑わっていました。

こじんまりした可愛らしい広場に20軒ほどのお店が出店していて、オーガニックの野菜から手作りのジャムやお菓子、アクセサリーや石鹸、民芸品など様々なものが販売されていました。アットホームな雰囲気が漂い、青空の下、バザーを見て回っているだけでも楽しかったです。

 

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▲お客さんで賑わう会場の様子

 

そんななかでもJORIAのブースは一番の人だかりで、特に外国人のお客さんで溢れかえっていました。シリアの伝統的な模様や柄をデザインに取り入れているJORIAの商品は、他の国の人から見ると新鮮でとても人気があるようです。なによりお洒落ですよね。

 

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▲JORIAのブースには多くのお客さんが訪れました

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▲真剣に商品を手に取って考えている方が多かったです

 

スタッフも大忙しでしたが、丹精込めて作った商品が次々と買われていくのは、うれしい悲鳴です。一番人気はお洒落な柄のクッションで見事完売することができました。自分もJORIAのデザインに惚れ込んでしまい小さなポーチを買ったので、姪のお土産にしようと思います。

 

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▲次々と商品が売れていきました

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▲一番人気のお洒落なクッション

 

また、シリア難民の支援にも繋がっているJORIAのブランドそのものに興味を示してくれるお客さんも多く、スタッフはいろいろと質問攻めにあっていました。

 

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▲お客さんから質問を受けるデザイナーのメイさん

 

終日接客に追われましたが、お昼から夕方まで続いたバザーは無事に大盛況で終えることができました。こうした地道な活動を通して多くの人にJORIAの商品を知って手に取ってもらい、シリア、ヨルダンの女性たちの自立支援が少しでも促進されればいいですね。

 

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▲NICCOとJORIAのスタッフ、みんなで記念撮影

 

JORIA Facebook:  https://www.facebook.com/joriaforwomen