初めまして、NICCOインターンの西谷と申します。これから春まで、ヨルダン事務所が行うシリア難民支援の様子をブログでお伝えします。今回は食料支援について紹介します。
NICCOでは、緊急支援の一環として食料バウチャー(クーポン)の配布を、シリア難民とヨルダン人の貧困層を対象に行っています。シリア難民がヨルダン国内で仕事に就いて収入を得ることは難しく、生活を食料クーポンに頼っている家庭も少なくありません。
今回は約1週間かけて、約1,700世帯へ配布しています。
配布開始時間には大勢の方が集まり、名前が呼ばれるのを今か今かと待っていました。
▲オレンジのテントの中に椅子を置いて待合室を作っています。
▲受付の前にも行列が。
受付でUNHCRが発行する難民登録証やヨルダン政府からの公的書類による本人確認を行います。
▲日本人スタッフも交代で立ち会っています。
このクーポンは、提携している食料品店で使うことができる仕組みです。
提携先スーパーを訪れると、受け取ったその足で買い物に来ている方もいらっしゃいました。食料品以外の品揃えもあるので、日用品や生活雑貨などもクーポンで購入することができます。
早速スーパーで購入しているおじさん。水や豆、油などをまとめて買っています。この方のように、当面の食料や日用品をまとめて購入される方が多いそうです。
受け渡しの日に来なかった方には、電話で再度事務所まで取りに来るように連絡を入れています。一人ひとりに連絡を入れるのも中々手間ですが、一人でも多くの方に届けられるよう、スタッフ一丸となって頑張っています。