2017年11月07日(火)

アフガニスタンの今

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NICCOでは、2016年の2月まで、アフガニスタン西部のヘラート州とゴール州で、以下3つの支援活動を行っていました。

1. 学校建設、学校教員の研修などの教育環境整備事業
2. 女性の教育や技能取得・就業の機会拡大を目指した、識字教室、ITや英語研修の実施
3. 農業技術支援・収入創出事業

活動が終わった後も、NICCOは、現地団体を通じて定期的にモニタリングや文房具提供などを行い、活動がしっかりと続けられるようサポートしています。今回は活動の1つ、女性たちの自立支援についてレポートします!

■これまでの活動成果

2015年2月から2016年2月までの間、女性の就業訓練では、40名の女性が週に4日、約2カ月間に渡り刺繍教室を受講し、製作した物を販売することで継続的な収入を得ています。ITコースでは60名、英語コースでは30名の女性が授業を受講し、高い理解度をもって技能を習得できました。さらに、就職活動を行っていた20名のうち7名が民間企業に就職、8名が提携団体にインターンとして採用され、新たな道が開かれました。

■活動はしっかりと続いています

Jaya村では、「NICCOから村人へ活動を移管してから1年以上経った今でも、識字を勉強する2つの女性グループはとても活発に活動しており、アフガニスタンの教育省も文房具の提供という形でサポートしてくれています。また、将来はさらに多くの識字教室を開くことに高い意欲と関心を持っています。」と、喜びや明るい将来への希望を伝えてくれました。

依然としてアフガニスタン人女性の5人に1人が非識字者であり、農村部には都市部の3倍の非識字者が存在すると言われています。この活動が継続して、女性たちが生きる喜びを感じられるよう願います。

▲熱心に勉強する女性たち

▲識字教室。子どもを連れてくる女性もいます