2025年01月16日(木)

【活動紹介】ガザ地区デール・アル・バラハの紛争被災者に対する食糧配布

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パレスチナ・ガザ地区は、エジプトと国境を接し、ヨルダン、レバノン、シリアなどの国々とほど近くにある、中東地域に位置する地区です。ガザ地区では現在、イスラエルからの攻撃が激しさを増し、生きていくために必要な物資、食糧、住居、医療など、さまざまなものが著しく不足しています。これにより、沢山の人々が生命の危機にさらされています。

  

NICCOは、紛争下で苦しむ人々の命を繋ぐため、ガザ地区のデール・アル・バラハにて、12,540食分の食糧パッケージを、330世帯に配布しました。このパッケージは、1家族当たり4日間は困らない程の食糧(約16,000円相当)が入ったものです。

食糧は隣国エジプトで調達し、ガザ域内に運び込みました。軍事活動、イスラエル軍からの避難命令、国境の閉鎖などが頻繁に起こっているため、思うように支援が進まないことも沢山ありました。しかし、現地の提携団体であるWorld Central Kitchen(ワールド・セントラル・キッチン。以下WCKとする。)の協力で、難民キャンプや、病院、そして学校を避難場所として過ごしている人々等に、食糧を届けることができました。

(WCKのスタッフがガザの人々に食糧パッケージを手渡ししています)

(箱の中には現地に馴染みのある食糧が入っています)

(WCKのスタッフがガザの人々に食糧パッケージを手渡ししています)

紛争は収まりを見せず、ガザ地区で支援を必要とする人々は増えるばかりです。しかし、現地では食糧や物資など、生命維持に最低限必要なものすらも不足しています。そして、人々の命に関わる病気や飢餓に繋がってしまっています。

たとえ4日分の食糧であったとしても、彼らの命をつなぐ、とても大切な支援です。私たちは、ガザの人々に少しでも希望を届けられるよう、これからも全力で支援を続けていきたいと思います。

 

そして私たちはなおも食糧危機に陥っている人々の支援のため、クラウドファンディングを実施しています。目標金額は50万円とし、2025年3月25日㈫まで寄付を募ります。

募集サイト:ForGood(URL:https://for-good.net/project/1001462

ぜひ皆さまのご協力をよろしくお願いします。