2018年10月17日(水)

西日本豪雨被災者支援での活動について

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皆様、こんにちは!
インターン生の岩井です。

現在、私は大学生なので、8月~9月の2カ月間は夏休みでした。夏休みを利用してで8月27日~30日の4日間、西日本豪雨災害の被災者支援のため岡山県倉敷市の真備町を訪れ、ボランティア活動をしてきました。
この4日間感じたこと、皆さんにお伝えしたいと思ったことをブログに書いていきます。

まず初めに、今回の豪雨によって被災された地区の一日も早い復興を願うとともに、
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

ボランティアセンターでの活動
NICCOの行っている被災者支援の内容は主に一般家屋に対する消毒作業で、活動拠点となる本部は倉敷市災害ボランティアセンターです。このボランティアセンターから出発して、NICCOの消毒班や一般ボランティアの方々は被災された家屋へ向かい、それぞれの活動を行います。

▲写真 「がんばろう! 倉敷・真備」と書かれた旗

▲写真 ボランティアセンター内部 体育館を利用している。

4日間のボランティア活動の内、1日目はNICCOの消毒活動の見学をし、2日目は被災された方のお宅へ伺い復旧作業のお手伝いをしました。そして後半の3~4日目はボランティアセンター本部での事務作業に参加しました。
1日目の消毒作業はNICCOが主体となって行う専門的な活動で、2日~4日目に行った作業は、地元や遠方から来られた一般ボランティアの方々と一緒に行う活動でした。

今回は、一般ボランティアの方が参加できる2日目の家の復旧作業について詳しくお伝えします。

2日目の仕事 修復作業について
活動受付は8:30から始まり、注意事項等の説明を受けた後、バスで現地へ向かいます。参加者の年齢層は幅広く、高校生や大学生の男女も多くみられました。作業に必要な備品で持参していない物はボランティアセンターで貸し出してもらえます。熱中症対策のため、水分、塩飴等も十分に用意されており、帽子やタオル等も必要な分もらえるようでした。

▲写真 ボランティアセンターから配付された道具と水

▲写真 ボランティアセンターから配付された帽子とタオル

活動は5人一組で行い、その中で特にボランティア経験豊富な方が班のリーダーとなります。メンバーはリーダーの指示に従って活動し、20分作業、10分休憩を繰り返します。時間管理はリーダーとは別の人が行い、「20分以上の作業はしない、10分以上の休憩をとる。」が原則です。活動前は、作業時間20分は短いように感じたのですが、実際にやってみると予想以上に速いスピードで体力を消耗し、20分作業、10分休憩は妥当な間隔だと感じました。作業内容は訪問するお宅によって様々で、家具の運び出し、土砂の撤去、床板または壁板剥がし等があります。今回私達の班は、壁板剥がしのお手伝いをしました。脚立にのぼって使い慣れない道具で壁を剥がす作業はなかなか難しいものでしたが、訪問させて頂いたお宅の方々の「来てくれてありがとう。」という言葉と笑顔は、そんな苦労も乗り越えさせてくれ、温かい気持ちになりました。

そのように笑顔で迎えてくださる方々が多いのですが、中には長く続く被災の影響により心身共に疲弊されている方もいらっしゃいます。このような方々の表情を見ていると一日でも早く復興して欲しいと強く思うのですが、同時に実際に家屋の修復作業をしてみて、まだまだ時間が掛かるということも肌で感じたので、すごくもどかしい気持ちになりました。

▲写真2枚 整備中の道路

現在の倉敷市ボランティアの現状
お盆が明けて、ボランティアに来る人数は徐々に減ってきています。しかし先ほども述べたように、復興にはまだ時間がかかりそうです。
この記事を読まれた方は、ぜひ一度被災地ボランティアへ参加みてください。
現地の方も、ボランティアに参加されている方も、皆さん優しい人ばかりですよ!
私も機会があれば必ず、もう一度倉敷へ行きたいです。

▲写真 ボランティアさんとの集合写真

倉敷の見どころ!
最後に余談を。
倉敷はうどんがおいしいです。笑
私もボランティアセンター近くのうどん屋さんへ、仕事の合間に食べに行きました。

▲写真 食べたうどん。きつねがとても分厚いです!

また、倉敷駅周辺には、るろうに剣心の撮影地にもなった美観地区があります。ボランティア活動が終わった後に行くと、丁度暗くなるころでライトが綺麗でした!

▲美観地区の写真。風情のある街並みです。

更に、倉敷はマスキングテープの生産で有名な場所でもあり、たくさんの種類があります!

皆さんも是非、岡山を訪れてみてください。

NICCOは引き続き、被災地での支援を続けて行きます。