2024年09月27日(金)

NICCOを支える想い vol 1 – 勝部 歩(広報・ファンドレイジング担当)

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1979年12月15日に発足したNICCOは、今年で45周年。これまでにたくさんのボランティア、スタッフ、支援者が活動に参加してきました。

現在のスタッフは9人。少数精鋭?で活動しています。

45周年の特別企画として、現在NICCOで活動しているスタッフに、どんな思いをもってNICCOの活動をしているのか?リレーインタビュー形式で掲載してまいります。

NICCOを支える想い vol 1 – 勝部 歩(広報・ファンドレイジング担当)

Q1 初めに自己紹介をお願いします。

勝部歩です。NICCOへは2022年に入局して、現在3年目です。広報・ファンドレイジングを担当しています。昨年度までは事業担当として、ヨルダン、アフガニスタン、能登の事業に携わっていました。出身は島根県で、今は学生時代から住み慣れた大阪から通勤しています。マイブームは料理で、最近はオリンピックの影響でスポーツ観戦も楽しんでいます。よろしくお願いします。

▲ヨルダン事務所のスタッフ(左から4番目が勝部)

Q2 NICCOに入局した理由、きっかけを教えてください。

小学生の頃から国際協力に憧れを抱き、それを見据えて大学を選びました。大学卒業後は、全く業種の違う民間企業で勤めたものの、心の中にはいつか国際協力を仕事にしたいという思いがありました。退職後、念願だったタンザニアへ行きボランティア活動を経験したことで、その思いはさらに強い決意へと変わりました。慣れ親しんだ大阪を離れたくなかったので、関西で国際協力を行うNGOを探していたところ、たまたま相談したJICAの相談員にNICCOを紹介していただいたことがきっかけです。

Q3 現在、どのような仕事をしていますか?

現在は、ご寄付の受付や領収書・お礼状の作成や発送、データベースへの入力管理などの支援者対応を行っています。また、企業向けの提案書の作成や、市場・データ分析、SNSでの情報発信を通じてNICCOの活動を広く伝え、寄付を募る業務にも取り組んでいます。NICCOを知らない少しでも多くの人にNIICCOの魅力を伝えていけるよう頑張っていきたいです。

Q4 これまでに最もやりがいを感じたエピソードを教えてください。

能登半島地震支援のため、現地でお弁当を配布していた時、涙を浮かべて喜ぶ被災者の姿を見て、何にも代えがたい喜び、清々しさを感じました。それまでの事業では、支援を届ける方と直接対面する機会がなく、私たちの支援が本当にためになっているのか分からず、もどかしさを感じることもありました。被災者の方から直接感謝の言葉を聞いた時、この支援が少しでも誰かのためになっていることをはじめて実感でき、とても誇りに感じたことは今でも忘れられません。

▲能登半島地震被災者支援で支援物資を被災された方に渡す勝部(左)

Q5 今後、NICCOを通じて達成したいことは何ですか?

NICCOの活動を通じて、一人でも多くの方が国際協力の必要性に目を向けてほしいです。自分にできることを見つけ、それを行動に移すためのきっかけとなるような活動をしていきたいです。わたしも何か行動しなきゃと心を揺さぶるような、まっすぐ現地に寄り添う支援を続けていきたいです。そうして共感し行動してくださる方が多いほど、もたらす変化は大きくなると信じています。

Q6 最後にNICCOを応援してくださる皆さんにメッセージをお願いします。

いつもNICCOを応援いただきありがとうございます。普段、事務所で仕事をしていると、私たちの活動が現地の方のためになっているのか、実感することが難しいこともあります。しかしその中で私の原動力となるのは、先に書いたように、現地の方からの感謝の言葉というのも1つですが、支援者の皆様の存在が同じくらい大きなものです。『何かしたい、助けたい』という気持ちがいかに尊いものであり、現地にはその思いに勇気づけられる人が数多くいるということを知っています。その思いを必ず現地に届けたい、届けなくてはならない、と奮い立たされます。皆様の応援があったおかげで、私たちは45年もの間こうして活動を続けることができました。本当にありがとうございます。これからも世界中の明日をよりよいものにするため、現地に寄り添い活動を続けてまいります。引き続き応援よろしくお願いします。