45周年企画のスタッフのリレーインタビュー、3人目は海外事業担当の岩崎哲也です。
NICCOを支える想い vol 3 -岩崎哲也(海外事業担当)
Q1 早速ですが、自己紹介をお願いします。
こんにちは。岩崎哲也(ニックネーム:IWA-san)です。民間企業に39年4か月勤めた後、少しでも世のため人のために役立つ仕事がしたいという思いの下、NICCOで第2の人生のチャレンジに挑んでいるところです。シニア年代(2024年10月時点で満66歳)ですが、テニスと家庭菜園で鍛えあげた強靭な肉体と精神力の賜物で、今のところ、顔と頭以外には悪いところはありません。30代の同僚やインターンの学生さん達と毎日楽しく仕事に邁進しています。
Q2 NICCOに入局した理由、きっかけを教えてください。
民間企業で売上や利益を追求する仕事に長年たずさわっていたので、第2のキャリアでは、世界で困っている方々の幸せを追求する仕事ができればとの思いで、国際協力をキーワードに職探しをしていました。そこで、生まれ育った京都に根ざしたNICCOに出逢い、ご縁があってお世話になることとなりました。
Q3 現在、どのような仕事をしていますか?
ロシアとの紛争による困窮した生活が長期化するウクライナの人々に対する人道支援事業(現金給付、食糧・生活必需品配布、医療物資供与)を担当しています。今年4月から6月まで3か月、ウクライナの隣国ルーマニアに駐在し、物資輸送の立ち会い、現金給付の実施を行い、7月初旬に帰国した後も、日本からリモートで事業運営を継続しています。
▲ルーマニアで調達した物資をトラックに積み込むスタッフ陣(前列右から3人目が岩崎)
Q4 これまでに最もやりがいを感じたエピソードを教えてください。
昨年2月から一時帰国を挟んで7月まで4カ月間駐在したヨルダンでの青少年更生支援事業(罪を犯した青少年が刑の確定まで一時的に拘留されている施設での職業訓練や心理ケア活動実施事業)で、菜園活動職業訓練(週3回1.5か月)を予定通り終えた青少年たちがはにかみつつも誇らしげな笑顔で、修了式典で修了証を受け取る姿がとても印象的でした。その時まで事務作業が多くなかなか更生施設のお役に立てているという実感がなかったところ、この時には青少年たちが心から喜んでくれているのだと感じ取ることができて、うれしく、かつ、やりがいを感じることができました。
▲ヨルダン事務所駐在時は、NICCOが主催して、ヨルダン国内の更生施設の職員や社会開発省、司法関係者、大学研究者など青少年の更生に携わる専門家を対象とした研修会などを開催しました。写真は、研修会で主催者挨拶をする岩崎。(中央)
▲NICCOが支援する青少年の更生施設で、施設長と記念写真。(左から2人目が岩崎)
Q5 今後、NICCOを通じて達成したいことは何ですか?
「恒久的な世界平和!」と言いたいところですが、その道がはるかに遠いことを思い知らされるニュースばかりで日々心が痛みます。ウクライナの方々から届く感謝のメッセージ(例「私は、誰もが平和に暮らし、ミサイルの音ではなく小鳥のさえずりで目覚める生活を望んでいます。防空壕に1日に10回も走るのではなく、家族が全員揃い、子どもたちが幸せに育つよう願っています。」)を読むたびに涙ぐんでしまいます。一歩一歩できることを着実に進めて、世界の人々の困りごとが1つでも2つでも解決できるように日々前進していければと思います。
Q6 NICCOを応援してくださる皆さんにメッセージをお願いします。
皆さんのご支援があってこそ、NICCOが活動することができ、はるか遠くの世界のどこかで困難の中にある人々に手を差し伸べることができるのです。困っている方々も決して1人ではないと思えることが大きな力になります。そのために私たちNICCOは全力を尽くしていきます!お力添えを何卒よろしくお願いいたします。
▲ヨルダン駐在時に青少年更生施設の理容教室の講師との写真(右が岩崎)