こんにちは!ヨルダン事務所からインターンの西谷です。
今回は、ザルカ県ハシミーヤ市で行っているアラビア語教室についてお伝えします。
NICCOのヨルダン事業では、ヨルダンに避難したシリア難民と、同じ地域に生活するヨルダン人を対象にしたコミュニティセンターを運営しています。
その一環として子どもたちを対象にしたラーニングスペースという教育支援を実施しており、シリア紛争の影響で学校に満足に通えず、十分な教育が受けられていない子どもたちを対象に、英語やアラビア語の授業を行っています。
各教室では、基本的な読み書きの習得を目的としていますが、子どもたちが安心して過ごせる場所を提供することが重要だと考えており、先生たちには授業内容を工夫してもらっています。そのため、どの授業を見学しても、先生も子どもたちも楽しそうに授業をしているのが印象的です。
特に、シリア人の子どもたちを対象としたアラビア語教室からは、毎回楽しそうな声が聞こえています。
▲みんな答えたくてウズウズ。
アラビア語教室では基礎としてアラビア文字を一文字ずつ教えており、粘土を使って文字を作ったり、パズルをつなげたり、歌を歌ったりと、学校とは違った方法で授業を行っています。
正解するとおでこにシールを貼ってもらったり、先生がハイタッチしてくれたりするので、子どもたちは間違うことを気にせず積極的に答えていました。問題を出す先生も楽しそうで、楽しく会話するようにニコニコしながら授業をしています。
▲毎回授業が終わるとニコニコしながら教室から出てくる子どもたち。
授業の進め方も、先生の問いかけ方も、まさに安心して楽しく勉強できる空間でした。何より、授業中誰もうつむくことなく、皆前のめりになって授業を受けている子どもたちの姿が、このことを裏付けていると感じました。