2017年08月24日(木)

シリア難民支援 子どものスポーツ・レクリエーション

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こんにちは。
ヨルダン事務所インターンの鈴木のどかです。

急な傾斜の坂道が多い街中を歩いているとWelcome to Jordan! と石造りの家から声をかけてくるアンマンです。
今日は、6月から新たに始まった事業である、子どものスポーツ・レクリエーションについてお伝えします。

 

■なんでスポーツ?

ヨルダンで生活するシリア難民の子どもたちは、日本の子どもたちと比べると、外で遊び体を動かす機会が限られています。また、ヨルダン人との衝突への不安から、保護者が外出を制限することもあり、シリア人とヨルダン人の子どもが一緒に遊ぶ機会が多くありません。

本来、子どもたちは遊びやスポーツの中から多くのことを学ぶため、この状況は子どもの社会性を育むという側面で大きなマイナス要素です。

 

そこでNICCOは、スポーツ・レクリエーションを実施することにしました。子どもたちが安全な環境で思い切り体を動かしてストレスを発散し、過酷な避難生活から自分を解放できる環境をつくります。
スポーツは、目的ではなく手段です。スポーツを通じて、子どもたちがチームワークやリーダーシップを学び、心身ともに健康に育つことも目的です。

スポーツ・レクリエーションは、子どもたちが男女に分かれて、NICCOが支援を行うザルカ支援センター近くの体育館を借りて行われています。
先週は、全8回のスポーツ・レクリエーションのうちの第2回目。女の子は、ヒジャブ(ムスリムの女性たちが顔を隠すため頭に巻いている布)を脱いで運動する関係でカメラによる撮影がNGだったので、男の子のセッションの様子を紹介します。

 

■いよいよスタート!

▲前ならえ。きちんと整列してえらい。ヨルダン人、シリア人、パレスチナ人の子どもたち。

種目は、男の子の大好きなサッカー!30人ほどの子どもたちが集まりました。さっそく和気あいあいとした雰囲気。お気に入りのユニフォームを着て、気合十分です。

ちなみに、女の子の種目はバスケットボール。普段身体を動かす機会が少ないこともあり、みんな精一杯取り組んでいました。私も一緒に参加しましたが、すぐヘトヘトになりました。

▲ネイマールが人気みたいです。

コーチとして、大学で体育を学んだトレーナーの方が3人来てくれました。3人とも、スポーティーで爽やかなお兄さんたちです。

まずは、ウォームアップから。

▲大きく輪になって、のびのび!

しっかり身体を慣らした後は、ドリブルの練習からスタートです。トレーナーさんの指導の下、一人ずつコーンを回っていきます。

▲順番待ちの間、他の子の動作を真剣に見守ります。友達の失敗や良かったプレーを見ることで、学ぶことができるそうです

最初は、足からボールがすぐに離れてしまっていたような子も、少しずつコントロールできるようになってきました。

▲輪になってパスの練習をしたり

▲ナイスシュート!拍手が沸きます

後半は、いよいよチームに分かれて試合をします。それぞれ自分たちでチーム名も決めて、いざ対戦!

▲ちょっと緊張気味な子もいます。

試合中は、ちゃんとみんなでパスを回し合って、協力したプレーが出来ていました。

▲応援も盛り上がります。

■最後に

試合が終わり、気持ちいい汗をかいてすっきりした表情の子どもたち。

ヨルダンでは思い切り運動が出来る機会や場所が少ないので、このような時間はとても貴重です。

今後のセッションでは、さらに実践的なチームトレーニングに入り、トーナメント戦なども行います。単にスポーツを楽しむだけでなく、チームワークやリーダーシップを身につけていきます。

▲帰り際、バスから見せてくれた笑顔。楽しんでくれてよかった!

ヨルダン事務所 インターン 鈴木のどか