こんにちは!ヨルダン事務所インターンの西谷です。
ヨルダンでは桜によく似たアーモンドの花があちこちで咲いていて、春の訪れを感じています。そんなヨルダンから、今回は女性の英語コース修了式についてお伝えします。
2016年10月のブログ、成人女性向け英語教室でも紹介しているように、NICCOヨルダン事務所では、ヨルダンに避難したシリア難民と、同じ地域に生活するヨルダン女性向けプログラムの一つとして英語教室を運営しています。
▲英語教室の様子
先日、英語教室の今期のタームの修了式に参加してきました。
修了式の会場へ向かうと、会場にはたくさんの女性たち。欠席の人も多かったのですが、付き添いの家族を含めると70人ほどの女性たちで埋め尽くされていました。みなさんコース修了のお祝いということで、いつもよりおしゃれをして集まっていました。受講者の年齢はまちまちで、10代の女の子から最年長は70代まで!
▲写真1枚では映しきれない位たくさんの方が参加していました。
修了証授与の前に、コース受講生の数人が代表して英語でスピーチをしました。
あるスピーチでは、「家庭があり家事や育児がある中で、授業に通い続けることは簡単ではなく、時には休まなければならなかった。でも楽しい授業と素敵な先生、同じ受講生の仲間たちがいたから最後まで続けることができた。素敵な出会いに感謝します」という話がありました。他の人のスピーチでも同じことが話されていました。
▲名前を呼んで手渡します。後ろの女性たちも自分の番を心待ちにしています。
全員のスピーチが終わると、日本人スタッフから一人ひとりに修了証を渡しました。
スタッフや先生からの「おめでとう」と一緒に修了証を受け取り、記念写真を撮る彼女たちはとても晴れ晴れとしているように見えました。
彼女たちは、第3国定住を目指すために英語が必要だから、家庭で子どもに教えるために勉強したい、といった動機から授業へ参加していました。
しかし、授業を通して、英語を勉強する場という以上に、集まる場、同じ境遇を過ごす仲間と会える場となったことが、大きな力になったのではと思います。
スピーチから、会場の様子から、彼女たちがコミュニティスペースとしての英語教室を充分に活用してくれたことが伝わってきました。
授業での知識だけでなく、授業に最後まで通ったことが彼女たちの自信となり、力になることを願います。
▲受講者の一人ひとりと記念撮影をしました。